[経営者必見]不安感を撃退し、不安を活動力にする4つの効果的方法

経営者不安障害

会社を経営するなかで、従業員をはじめ、社会や世の多くの人に影響を与えていることを意識するあまり、次のような不安を抱いたことはありませんか?

・この先の会社の方向性をどうしたら良いだろうか?

・従業員がもし辞めてしまったらどうしようか?

・今月の売り上げが先月より少ない…。

このような不安は、経営者であれば誰もが考えること。しかし、この不安がさらに、

「もしかすると、従業員が辞めてしまうかもしれない」
「我が社のサービスが社会に受け入れられなかったら、経営不振に陥ってしまうかもしれない……」
「先のことを考えすぎて、毎日ぐっすり眠ることができない……」

このように過剰なものになっている場合は、「不安障害」かもしれません

不安障害を患うと、うつ病などの病を引き起こす可能性がありますので、早急に対処したいところ。今回はそんな不安障害の改善方法をお伝えします。

目次

不安障害とは? 不安と不安障害の違いを徹底解説

従業員の問題

不安という感情は、決して悪いものではありません。しかし、その不安感が病的になってしまうと、それは日常生活に不安障害といいます。具体的に、「不安」と「不安障害」の何が違うのでしょうか?

知っておきたい、「当たり前の不安」とは?

たとえば、「皆の前で発表するのは不安だ」と思ったら、「もう少し練習をしておこう」と対策を取ることができます。その結果、自信を持って皆の前に立つことができれば最高ですよね。

また、「提出書類に間違いがないか不安だ」と感じたら、「もう一度確認をしておこう」と入念なチェックをしますよね。そうすることで間違いに気づき、ミスしたまま提出してしまうところを未然に防ぐことができます。

日常生活でも、「この食品、腐ったような匂いがするなぁ」と不安に思ったことはありませんか? そこで無理をして食べてしまえばお腹を壊してしまう可能性もありますので、不安によってトラブルを回避することだってあるのです。

このように、不安を感じた場合、その不安を払拭するための対策を行うことで、良い結果を招くことがあるので、不安という感情は悪いものではないのです。

むしろ、対策をすることで良い結果を招くのですから、経営者にとっては「最大の武器!」と思っても良いかもしれません。不安の感情を味方につけて、対策を練っていけば会社の発展に繋がるかもしれません。

そんな、良いこともある「不安」ですが、どのような状態になると「不安障害」と呼ばれるのでしょうか?

経営者にありがちな不安障害。キーワードは「不安に押しつぶされる」

このように、当てはまるキーワードはありませんか?

<経営者が感じやすい不安感>
・急に胸がドキドキする
・「もうすぐ死んでしまうかもしれない」と、先のことを考えると尋常ではないほどの恐怖を感じる
・大勢の人の前で話すときや大事な試験のとき、緊張して汗をかいたり、吐き気がしたり、震えたりする
・間違えたり、ミスをしたりすることに恥ずかしさを感じ、他人からどのように思われているのか気になる

このような不安は、誰もが感じること。では、誰もが感じる不安と、不安障害とでは何が違うのでしょうか?
それは「不安に押しつぶされるか、否か」です。

・上記のような症状が発作的に起こり、日常生活に支障をきたすことがあるか? ないか。
・「生きづらいなぁ」と気分がドン底に落ちることがあるか? ないか
・何かをするときの不安によって恐怖感や強い苦痛を感じることがあるか? ないか

不安と不安障害の違いは、不安を原因とする症状によって日常生活に支障をきたしていたり、「生きづらいなぁ」と感じたりする点にあります。

経営者は、自分のことだけではなく、従業員、会社のことを考える立場にいるので、考える対象が多ければ多いほど不安の数も多くなるでしょう。

しかし、先にも述べたように不安は悪いものではありません。不安を払拭するための対策を練る段階や、不安払拭までの過程で成長することもありますので、不安を抱くこと自体は決して悪いことではありません。ただ、日常生活に支障が出ている場合は苦しく、つらいですよね。

・不安が胸に押し寄せてきて集中力がなくなる
・不安に思うことばかり考えて眠れなくなる。そして睡眠不足になる
・不安によってイライラし、感情のコントロールができなくなる

このような症状が日常的に頻繁に起きていたり、長期的に続いたりしている場合は要注意。

あなたの不安はどちらですか? 日常生活を脅かすほどの不安ですか? 

不安感を感じた時に、なんとかしたい…。経営者におすすめの対象方法は?

リーダーシップ

1人で改善しようとしても、うまくいかないときは……

次の項目では、自分で不安障害を改善する方法をご紹介していますが、もしそれでもうまくいかず、日常に支障をきたすほどの不安で悩んでいる場合は、本格的に治療に専念することを視野に入れてください。

治療には、薬物療法とカウンセリングがありますが、私ども「bizサポート」にはプロの心理カウンセラーが在籍していますので、カウンセリングをまずはオススメします。

カウンセリングでは、カウンセラーが、あなたと一緒につらい症状の改善に努めていきますので、1人で「治そう、治そう」とストレスを抱えながら改善策に取り組むのではなく、専門家のサポートを受けるのも1つの手です。

自分でがんばってみるのは良いことですが、その方向性を間違えていた場合、逆に不安の感情が強く出てしまい、感情のコントロールがうまくいかなくて「うつ病」などを併発してしまうこともあるので、「これで良いのかな」と疑問に思ったら専門家を訪ねてください。

経営者の不安の改善方法 行動編

たとえば、「健康」に気を使おう! と思ってテレビや新聞、インターネットの記事を調べると、必ずと言って良いほど出てくるのが「質の良い睡眠」「栄養があり、バランスの良い食事」「適度な運動」というキーワードではないでしょうか。

それもそのはず、これらがしっかりしていると心身ともに調子が良くなり、不安などをはじめとした負の感情からくるストレスに対する抵抗力ができるからこそ推奨されているのです。

生活習慣を見直し、過剰な不安に押しつぶされることなく日々の生活を歩んでいきましょう。

経営者の不安対策①食べるものを見直して、身体も心も健康に!

経営者の方々のなかには、出張で外食が多くなったり、夜遅くまでの打ち合わせで食事の時間が不規則になったり、多忙ゆえに食事を抜きがちになったりと、食生活が乱れている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ご飯を抜いたり、添加物の多いものばかり食べたり、栄養が偏った食事ばかりしていると、身体的な病気だけではなく心の病にもかかってしまう可能性があります。

そこで重要になってくるのが、バランスの良い食事。

■主食
ごはん、パン、うどん、そばなど

■主菜
肉、魚、卵、大豆製品など

■副菜
野菜、キノコ、豆類、海藻類など

そこまで考える余裕がない! という方は、さまざまな種類の食材を食べるよう工夫してみてください。はじめから「バランスの良い食事をしなきゃ!」と気負いすぎると続かなくなり、楽な方、楽な方へといってしまい、食生活が適当になってしまいますので、いろいろな食材をおいしく食べることから始めましょう。

経営者の不安対策②「幸せホルモン」で感情を安定させる

あなたも、「幸せホルモン」という言葉を一度は聞いたことがあると思います。これは脳内から分泌される神経伝達物質「セロトニン」というホルモンで、これが分泌されると、恐怖や怒りに関与するドーパミンやノルアドレナリンを制御する働きがあります。その結果、ストレスを緩和させたり、感情や精神を安定させたりする効果が得られるのです。

しかし、セロトニンが不足していると、攻撃性が高まり、うつ病、パニック障害などの精神症状を引き起こしてしまう可能性があります。感情に大きく振り回される、意欲低下、協調性の欠如などに身に覚えがある方は、このセロトニンが不足しているかもしれません。

セロトニンは、次の3つの方法で増やすことができます。

■運動
・有酸素運動
ウォーキング、ジョギング、水泳、サイクリング、ストレッチなど

・無酸素運動
短距離走、筋力トレーニング、スクワットなど

■タンパク質を取る
セロトニンの材料となるアミノ酸を多く含む肉や魚を食べる

■外出
太陽光を浴びる

また、セロトニンは睡眠に欠かせない「メラトニン」の前駆物質。セロトニン不足は不眠症の原因にもなりますので、質の良い睡眠を取るためにも増やす工夫をしていきましょう。

経営者の不安の改善方法 メンタル編

「不安に思うことをなくそう」と思っても、そう簡単にはいきません。「物事を前向きに捉えましょう」と言われても、「それができれば苦労しない!」と思う方もいらっしゃるでしょう。

そこで、私たちがお伝えするのは、「頭や心に言い聞かせる」のではなく、「言動を少し変えてみる」という方法。

たとえば、「肩こりの解消に、適度に肩周りのストレッチをしよう」と思ったとします。しかし、頭に言い聞かせるだけでは、忙しさを優先して後回しになり、「今日もできなかった」という結果を招いてしまいます。

そこで、お手洗いに行く際や飲み物を買いに行くときなど、「デスクから離れるときには肩周りのストレッチをする」と決めてみましょう。デスクにずっと座っている人はいませんから、立ち上がったときにストレッチをすると決めれば、自然と習慣づくと思います。

このように、「そうせざるを得ない」というルールを自分のなかに作ってみると、「こうしなければいけない」というストレスを感じることなく、現状を変えることができますよ。

経営者の不安への対処方法③考え方を変える

・このまま売上げが伸びなかったら、どうしよう?

・新商品を世間の人たちが受け入れてくれなかったら、どうしよう?

・経営者としての技量が足りないのではないか。その結果、従業員をも不安にさせていたら、どうしよう?

・経営者として判断力、決断力は必要不可欠なのに、最近自分の選択に自信がなくなってきた。どうしよう?

・従業員のスキルアップになかなか着手できない。どうしよう?

・最近辞めていく従業員は多い。このまま皆が離職してしまったら、どうしよう?

このような悩みは永遠と出てきてしまうものですが、ここで何か気がつきませんか?

「どうしよう?」という言葉です。

不安を抱いたとき、皆さん結構思ったり、使ったりするのではないでしょうか?

不安の感情にばかり目がいっているときは、対策を考える余裕がないと思いますから、「どうしよう、どうしよう」と右往左往するのも仕方ありません。しかし、先に述べたように、不安をもとに対策を取ることができれば、不安はあなたの大きな味方となってくれるはず。

そこでご提案したいのが、「どうしよう?」ではなく……

「どうしたら良いだろう?」という言葉に置き換えてみる、ということです。

・このまま売上げが伸びなかったら、どうしたら良いだろう? 対策を考えよう。

・新商品を世間の人たちが受け入れてくれなかったら、どうしたら良い? 対策を考えよう。

このように、「どうしたら良いだろう?」という言葉に置き換えるだけで、「どうしよう」という不安に飲み込まれることなく、「次の行動」に早めに移ることができます。

「どうしたら良いだろう?」と、対策を考える方向に持っていくことで、不安から意識をそらす効果があるので是非お試しください。

経営者の不安への対処方法④不安を感じたら、考えることをストップ!

先にお伝えした「対策を考える方向に持っていく」という方法ですが、この方法がうまくいかないほどに不安に押しつぶされてしまう人もいらっしゃると思います。

不安という感情は、考え始めると「あれはどうなったかな」「こっちも気になってきた」「あの件は大丈夫かな」……と、芋づる式にどんどん出てきてしまいます。

そのようなときは、不安にばかりフォーカスしてしまって心に負担がかかってしまうので、いっそのこと考えないようにしましょう!

では、考えないようにするには、どのようにしたら良いのか……

あなたが興味を持っているものに打ち込んだり、ワクワクできることに挑戦したりしてみてください。無心になれる事柄も良いですね。

・おいしいコーヒーをいれることに集中してみる
・お菓子を作ってみる
・無心でキャベツを千切りにしてみる
・テレビで癒しの動画を見る
・一緒に暮らしているワンちゃん、ネコちゃんと戯れる
・街を散策してみる
・美術館や博物館に行ってみる

不安に押しつぶされそうなときは、「楽しめる」、「夢中になれる」ことをしてみましょう。

このときに、少しでも不安を感じるものはやめてください。不安を感じていると注意力が散漫になってケガやトラブルを招いてしまうからです。心が休まることをして、不安から意識をそらしてあげましょう。

経営者は、「不安」を味方につけて、さらなる成長へ

従業員の問題行動

捉え方によっては、「不安」はあなたの味方になります。しかし、今この記事を読んでいるあなたにとっては、まだあなたを「苦しめる感情」でしょう。

強い不安を感じたら、そこから意識をずらしてあげる工夫をしてみてください。「改善しよう」と気負わないで、違う方向から心を軽くするようにしてみてください。

不安と無理して向き合わなくても良いのです。規則正しい生活に気を使ってあげたり、自分のやりたいことや好きなことに向き合ってみたり、「不安」と距離を置いても良いのです。

いつか、あなた自身が「不安があったからこそ対策を打てた」と実感する日まで……。

そして、どうしてもうまくいかないときは、我々「bizサポート」にお任せください。在籍している現役・元経営者にくわえて、心理カウンセラーが、会社に関するお悩みに対処しています。

「心」の問題と、会社の問題、両方に対応できるのが、我々「bizサポート」です。

下記のフォームから、お気軽に資料請求をしていただけますと幸いです。
資料ダウンロード特典で、初回無料の相談がついていますので、ぜひ活用してみてください。

もう少し、カウンセリングについて知りたい方は、「経営者がストレスを溜め込むことで起きる弊害3つ」の記事も併せてご覧ください。

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