ブランドと聞いてどのようなことをイメージしますか？例えば、ルイ・ヴィトンやcoachなどの有名なブランドが頭をよぎるかもしれません。しかし、このブランドは高級なもの以外でも必ず必要な戦略のひとつです。
自分の企業の商品やサービスを消費者に対してどのような印象を持ってもらいたいのか？を考えて、逆算して宣伝方法やサービス内容を考えます。いわゆるブランディングとも言えるのですが、無計画で進めて完成するものではないので、あらかじめ逆算をしてブランのイメージを確立していくことが必要になります。
ブランド戦略とは？
ブランドとは、企業理念を具現化し多くの人たちに伝えていくための戦略のことです。企業の魅せたいイメージをどうしたら消費者に伝えることができるのか？届けることができるのか？を考えます。
例えば、自社＝高級、自社＝環境に優しいなど自社といえば＝〇〇のようなイメージをつけていきます。このブランド戦略は、企業のマーケティング戦略の基盤になる部分ですので、非常に大切です。
このブランド戦略が上手にできていないと、企業理念は高級路線を提供しているのに、実際に提供しているサービスは安価なものですと、魅せたい高級のイメージとはかけ離れてしまいます。
ですから、企業理念を元にどのようなブランド戦略を立てていくのかを考えることが重要です。
しかし、新規事業として高級な飲食店の事業展開を行うことになりました。このように、ブランドとしてのイメージは徹底しながらも事業展開が自由にすることができます。
ブランド戦略を行う時に必要な２つの要素
世の中にブランドを出しただけでは、多くの人たちに認知されません。そこで、ブランド戦略というものが重要になります。ここからは、ブランド戦略を行うにあたり大切な３つの要素についてお伝えをします。
ブランド戦略①ブランドコアを決めよう
ブランドコアとは、ブランドのイメージを決める軸のことです。この時に考えたいことは３つあります。
自社商品の特徴を３つのほど単語にして考えてみてください。例えば、ミレニアム（弊社）の場合は、
・心理
・結果
・夢
この３つを軸にしています。このように、あなたの商品やサービスにも大切にしたい３つの特徴を決めてブランドのコアを想像しましょう。
ブランド戦略③ブランドのパーソナリティーを明確にする
このブランドのパーソナリティーとは、人間でいう性格のことです。例えば、スターバックスなら、店員さんとお客様の距離が近く親近感がある性格です。一方、ポルシェではかっこよく、スポーティーなイメージですよね。このように自社のブランドの性格はどのようにしたいのかを考えていきます。
＜ブランドパーソナリティーを明確にする質問＞
Q：どんな性格の商品/サービスですか？
例：高級感がある、穏やかな、暖かい感じ
Q:商品やサービスを提供すると、消費者はどんな気持ちになりますか？
例：嬉しい、美味しい、リラックス
Q:消費者との距離感は近いですか、遠いですか？
例：身近な存在、少し背伸びをしたもの、ご褒美の時に利用など
ブランド戦略③ブランドポジショニングをしよう
ブランドポジショニングとは、少し前に行った競合分析をベースに自社は市場のどこにポジションがほしいのかを考えます。例えば、大手企業が既に参入をしている区域と同じポジションに自社をおくと、資金力で負けてしまう可能性も多くあります。
また、GODIVAのように高級なチョコレートの販売をしようと思っても、後から参入をするには少しハードルがあがる可能性もあります。このように、競合がどこのポジションを取っているのかを確認しながら、自社のブランドは世の中の人にどのように魅せたいのかを考えることで、勝てるブランドを創造することができるようになります。
この時にまとめておきたい３つのポイント
・ターゲット：誰に対して提供するのか？
・ベネフィット：どんな価値を提供できるのか？
・信じられる理由：どうしてその価値を提供することができるのか？
さらに確認をしておいたい４つのこと
・どこで戦うのか？
・どこで戦わないのか？
・大切にしたい価値は何か？
・大切にしない価値は何か？
ブランドイメージを確立して、ブレない軸を作ろう
ブランドの作り方についてご紹介をしました。成功するブランドを作るためには、誰に、何を届けたいのかを名家国することが成功のポイントです。今回お伝えをしたブランド戦略をしっかりと把握をして、今一度自分で作ろうとしている商品やサービスの確認をすると、これまで見えなかった問題点などを見つけることができます。そうすることで、売り上げをあげるきっかけになります。次回からは、ブランドをどのように発信をするのかをお伝えします。
